【資料】おもちゃの用語
用語解説
■糸引きはずみ車
コマの様に弾み車に糸を巻きつけ、糸を引くことで弾み車を回転させ、回転を軸心に伝え車輪を動かす仕組み。(明治12、13年頃)
■大物玩具
おもちゃ業界の通年として、汽車、自動車、飛行機など価格が高く、箱入りの高額商品を大物玩具と呼んだ。
■ゲージ屋
玩具のアイデアを型にする人を指す。おもちゃ問屋やメーカーがアイデアを出したものを現物化するのがゲージ屋。希望されたアクションを可能にするアイデアと絵から立体にする造形力が要求される仕事である。
■鋼鉄ゼンマイ
明治30年代後半にドイツから輸入されて日本で使うようになる。第一次大戦でドイツからの輸入がとだえ、国産のものを作る様になる。
■ゴムゼンマイ
ゴムの弾力を使用した動力で亀の子のオモチャなどに使われた。(明治7年ころ)
■小物玩具
大物玩具に対して、安価で子供のおこずかいで買えるものを小物玩具と呼ぶ。
■真鍮ゼンマイ
ドイツ等では早くから鋼鉄製ゼンマイを使用したオモチャがあったが、日本ではまだゼンマイが作られず、高価なドイツ製鋼鉄ゼンマイの代用として作られたのが、真鍮を打って硬くしてものをゼンマイ状にして使用したものを指す。(明治15年ごろ)
■スケッチ屋
ゲージ屋が制作した原型に彩色をする専門職。専業はあまり多くなく、画家がこの仕事をしていた。
■製造家(メーカー)
オモチャ(玩具)の製造工場。製造家には2〜300人の工員を置くところから、家族で切り盛りする規模と様々であった。おのおの製造家が競って新製品の開発に余念が無かった。
■製造問屋(商社)
製造家(メーカー)と直結した販売問屋。製造家の育成を行なったり、アイデアを提供したりしていた。問屋として力で製造家をコントロールする立場であった。
■調子物
オモチャの分類の一つでカムやレバーの動きで“前後左右”“往復運動”する仕組み。ピョンピョン跳ねたり、手足を動かすものなどがある。レバーの曲がり具合で調子を取りながら調整するので“調子物”と呼ばれた。
■走り物
ゼンマイ、フリクション、電動を問わず走るおもちゃの総称。自動車、電車、汽車などがある。
■針金ゼンマイ
針金をコイル状に巻いて、パネルを作り、そのコイルをねじった時に反発力を利用する仕組み。持続性がない点が欠点であった。(明治15年ころ)
■ブリキ印刷
ブリキ印刷は19世紀に欧州で完成。日本はブリキ印刷がオモチャに利用されたのは明治36年頃から。
■ミステリーアクション
走るおもちゃが壁などにぶつかり、自動的に方向を変える仕組み。二つの車輪が取り付けられてた円盤が、抵抗があると回転をはじめて方向を換える仕組み。
■MADE IN OCCUPIED JAPAN
昭和22年8月15日から日本の民間貿易が再開した。GHQの命令で全ての輸出商品に“MADE IN OCCUPIED JAPAN”(「占領下の日本製造「」という意味)。昭和25年まで続いた。
■禁断の惑星
1956年MGM制作のSF映画。スケールの大きさ、特撮の素晴らしさ、SF的な小物の面白さ、電子音楽に使用などSF映画市場の記念碑的な作品、。この映画に登場するロボット「ロビー」が人気を呼ぶ。日本でもロボットのオモチャの先駆けとして数多く製造された。TV映画“ミステリーゾーン”“宇宙家族ロビンソン”に出演し、ロボットの代表的な形の一つとなった。
(抜粋&引用:ブリキのオモチャ 熊谷信夫著)
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